夢　好きな人　失恋　諦める　歌

失恋は諦めるのが難しいと言われています。
好きな人への気持ちが強いほど失恋を諦めるのが辛くなりますし、長年の夢を諦めるのも勇気のいることです。
歌を聴いたりすることで失恋やかなわぬ夢を自然と諦めることができ、好きな人への気持ちも時間とともに落ち着いていきます。
ここでは日本伝統の和歌を中心に、歌によって夢や失恋を諦める方法についてまとめました。

【失恋の辛さは時代を超える！好きな人への気持ちを諦める歌】

日本の伝統文化として受け継がれている百人一首には、失恋の辛さを癒し、好きな人への気持ちや夢を諦める和歌がたくさん収録されています。

「忍ぶれど色に出でにけり我が恋はものや思ふと人の問ふまで」。

この歌もまた、なかなか伝えられない好きな人への気持ちを込めた和歌です。
「顔に出すまい、誰にも知られるまいと思っていても、誰かに心配されるほど私の恋はおさえきれないものになっているのです」という意味を込めたこの一首は淡い恋の歌でありながら、失恋の予感をうっすらと感じさせるウィットな一首として解釈されています。

諦めるのは失恋ばかりではありません。
時とともに年老いていくみずからの運命について詠んだ一首もあります。

小野小町の「花の色は移りにけりないたずらに我が身よにふる眺めせしまに」。
年齢を重ねていく我が身と恋心を移り気な草花の色に重ね合わせた一首であり、日本人特有の無常観をリリカルに表現しています。

【歌を聴くとなぜ好きな人との失恋を諦めることができるのか】

長年の夢や、好きな人への気持ちを諦めるために失恋ソングやアップテンポなJポップを聴く人は多いと思われます。
失恋後すぐにJポップなどを聴くことで好きな人への気持ちを客観的に整理することができ、冷静さを取り戻すことができます。
聴覚の情報は視覚的な情報よりも感情の部分により強くはたらきかけると言われており、失恋で落ち込んだ時にこそ落ち着いたバラードなどを聴くことで好きな人への気持ちを自然と諦めることができます。

思いが強いほど、長年の夢や好きな人への気持ちを諦めることが難しくなりますが、Jポップや百人一首など、夢に向かっている自分の境遇に近い曲や文学作品にふれることによって気持ちを客観的に整理することができ、かなわぬ夢など、自分を不安定にしてきたこだわりに見切りをつけることができます。

あきらめるのは決してネガティブなことではなく、新しいチャレンジにむけて力をたくわえるためのプロセスとしても非常に大切です。