諦める 謙譲語 尊敬語

諦めるを謙譲語や尊敬語で言い換えると?意外な日本語トリビア

※当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

 

謙譲語と尊敬語は日本語のなかでもとくに区別が難しく、社会人になっても正確に使い分ける自信がつかないものです。
「諦める」を謙譲語や尊敬語に直す場合、どのような表現に言い換えられるのでしょうか。
敬語の基礎知識からちょっと意外な日本語トリビアまで幅広く御紹介していきます。
【そもそも謙譲語と尊敬語って何?日本語の基礎知識】

 

「諦める」の言い換え表現についてまとめる前に、まずは日本語の基礎知識として、謙譲語と尊敬語の区別の方法についておさらいしておきましょう。
謙譲語と尊敬語はともに敬語表現の一種ですが、それぞれにニュアンスが異なっており、ビジネスにおいては厳密に使い分けていく必要があります。

 

 

謙譲語と尊敬語は「相手との関係性」を基準にした表現であり、相手よりも自分を低めるのが謙譲語、反対に相手のほうを高めるのが尊敬語となります。
「諦める」は敬語表現ではないニュートラルな言い方ですが、そのままのかたちでは相手に対して失礼になる場合がありますので、シチュエーションに応じて敬語表現に置き換えて使う必要があります。

 

 

次のセクションでは、「諦める」をていねいに言い換えるビジネス表現について御紹介していきます。

 

 

 

【諦めるには敬語表現がない?ビジネスではどうする?】

 

厳密に言うと、「諦める」そのものを謙譲語と尊敬語に置き換えることはできません。
たとえば、「食べる」の尊敬語は「召し上がる」、謙譲語は「いただく」というかたちになりますが、「諦める」の場合はそのような置換表現がなく、どうしてもていねいな言い方にしたいのならそれ以外の表現に置き換える必要があります。

 

 

「諦める」の置き換えの一例としては「御容赦ください」、「御了承ください」などがあり、どちらかというと「こちらの心中や事情をどうか理解してください」というようなニュアンスが込められています。

 

 

実際のビジネスシーンでもこれらの表現のうちのいずれかが用いられ、ストレートに「~の件は諦めてください」と伝えるよりも相手への印象が格段にやわらかくなります。
ビジネスシーンや日常会話において意外と悩むのが「諦める」の敬語表現です。
日本語には「諦める」そのものに対応する敬語表現がなく、ビジネスなどでていねいな言い方をしなくてはならない場合は「御容赦」、「御了承」などの表現に置き換えることになります。
いずれにせよ相手に主導権を渡した消極的な表現であり、相手にもやわらかい印象を与えることができます。

 

※当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています